よく耳にする｢OTT｣とは､Over The Topの略称です｡本コラムでは改めて､OTTの定義やその種類について解説いたします｡

OTTとは､Over The Topの略称です｡そのまま直訳すると“制限を超える”“より上へ”のような意味ですが､通信事業者を介さない､動画や音声のコンテンツサービスのことを指します｡

スマートフォンが普及する以前は､映像や音声などのデジタルコンテンツを含む様々なサービスを提供する事業者は､通信事業者を通してサービスを提供しておりました｡利用者はサービスを利用した際､通信事業者の通信料の請求にサービス利用料を上乗せして請求するため､利用者はサービスの支払いを気にすることなく利用していました｡

スマートデバイスの普及や通信速度､ユーザーエクスペリエンスなどの技術進歩に伴い､会員登録や認証､決済など様々なインターネットを介した方法が複数存在してきております｡それによって､必ずしも通信事業者を介さなくても､動画や音声などの様々なコンテンツサービスを提供できるようになってきています｡

OTTというと､TVer､Netflix､HuluやAmazon Prime Videoなどの動画配信サイトをイメージされる方も多いと思いますが､その他､音声サービスやメッセンジャーなども該当します｡

大きく､PC･スマートデバイス(スマートフォンやタブレット端末)､スマートスピーカー､テレビ受像機などでOTTサービスの提供を受けることが可能です｡

PORTOでは､TVerをはじめとした様々な媒体(OTT Video)や､Spotify･radikoなど(OTT Voice)への広告展開が可能です｡またOTT Videoの際には､特にテレビ受像機(コネクテッドTV)への配信や､配信後の効果検証に強みを持っています｡次コラムでは､まずはコネクテッドTVについて解説いたします｡